投稿日:2023/5/11 16:19, 閲覧 514
今日内検時に粉砂糖をかけてダニの検査をしたところ100mlあたり6匹のへギイタダニがいました。薬剤投与を考えています。アスピタン、アピバール、チモバールの三種類のうちどの薬剤を投与したらいいのでしょうか。またネットで調べたら獣医師の指導の元行ってくださいと書いてあったのですがどうしたら良いのでしょうか。
今日は時間の都合上3群中2群の検査しかできませんでした。そのうちの1群では100mlあたり6匹でしたがもう1群ではダニが確認されませんでした。この場合はダニが確認された群だけ薬剤の投与をすれば良いのでしょうか?
おおー、早速ダニちゃん見つけられたようですね。
案外見た目は憎たらしくない生き物ですが…心を鬼にしてダニちゃんコ〇しましょう!
…寄生率以外にも、群の規模や、それこそ採蜜中か否かで対応は変わっていきます。
俵養蜂場なら、状況や群の規模等を問診票に記入の上で適切な投薬指示を出してくれるので、それに従ってみてください。
一応解答はしておきます…
① 採蜜している場合
とりあえず、5月中などの採蜜期間中は、毎回オスバチの巣房をハイブツールの角や、蜜蓋スクラッチャーとかでガリガリ引っ掻いてツブしてください。「?ある程度~割と結構?」ダニ増殖抑えられます。雄蜂の巣礎を用いる等、意識していない限りあちこちに雄蜂の巣が分散しているので大変だとは思いますが…3群なら何とか可能でしょう。
採蜜については、近くの先輩がいるならいつ頃終えたら良いかを尋ね、採蜜終了と同時にダニ駆除剤を投薬するのがセオリーだとは思います。
あくまで、これは業者の感覚です。つまり、最悪ダニで蜂が弱ってしまう群がいる事も含め、全体で採蜜量を確保できたら良いや、採蜜終わった後の群分割の時にでも本格的なダニ退治しよう、沢山買ってたらダメな奴なんで出るのは仕方ない見切りをつける、という感覚です。始めたばかり、3群の方がこれで良いという判断されるかは…解らないです。
② 採蜜をしていない場合or心配とかダニ退治を習得したい等の理由ですぐダニ駆除したい場合
ダニをみつけた群だけでも良いので、指示された薬剤を投薬してください。投薬しない群も、いつでも投薬できるよう、ダニ寄生率のモニタリングは継続したら良いと思います。良い学習機会になると思います。
俵養蜂場を推していますが、そこ以外だと、薬剤の数量まで自分で指示して買う事になると思います。とは言え、3群ならとりあえず2袋買えば足りるでしょうし説明書に投薬量書いているのでできん事は無いと思います。無難にアピバールかアピスタンが良いでしょう。
※ 以下、それぞれの薬剤について書いておきます。
・アピスタン
正体と性質:合成ピレスロイド。有効成分フルバリネート。神経細胞の電気信号をかく乱するテトロドトキシンみたいな作用機序の神経毒でダニを倒す。
〇:使用方法が簡単。外気温も湿度にも影響殆どなく使える。有効成分が脂溶性なので休薬期間設ければまず蜂蜜に残留しない。
×:蜜ロウ(蜂の巣)にフルバリネートが残留してしまい…①蜜ロウの製品価値がガタ落ちする。②弱い農薬が残りっぱなしになり、ダニが耐性を付けてしまいやすい。
⇒初めてのダニ退治としてはお勧めできるけど、入手前に散々使われた結果既に効き目が低い可能性もある。入手先に使用していたダニ剤を訪ねて、既に散々使っていた場合は避けた方が良いです。
・アピバール
正体と性質:ちょっとイメージしづらい農薬。有効成分アミトラズ。神経細胞の受容体に作用し、何やかんやの結果、摂食障害等の行動異常を誘発する…らしい。
〇:使用方法が簡単。有効成分は加水分解されるので休薬期間設ければまず蜂蜜に残留しない。
×:加水分解されちゃうので、湿度が高い時期には効果が低下しやすいと言われている。たまに耐性問題も出る。
⇒最も無難なダニ駆除剤。基本的には本州では越冬時のお守りみたいな使い方が推奨されている。それ以外の時期に使っても効く時は効く。
・チモバール
正体と性質:チモール剤の一種。元々はタイム等の植物が害虫等に対する防衛兵器として蓄えていたエッセンシャルオイル。こうした製品は人工合成された物である。なぜかは解らないが蒸散したガスに当たったダニが死ぬ。
〇:まず耐性は付かない。
×:巣箱の換気口等の隙間を塞ぐ必要がある。ミツバチが臭気を嫌がる、過剰な投薬で蜂に害が出る。蒸散速度は外気温の影響を強く受ける。触った手で目とかこすっちゃうと酷い目に遭うので注意がいる。蜂蜜に匂いが移る。
⇒耐性が付かない強みと引き換え、気になる事が多い。基本的に気温30度に達する前後の高温期での使用が推奨される…まだ早いような気がします。俵養蜂場処方の他のチモール剤はもう少し気温低くても使えますが、蜂蜜に匂い付いてしまう欠点は同じです。
それ以外 ※認可薬無し、現状俵の獣医師処方のみ 処方される可能性があるので一応。
・ギ酸:チモール剤に近い。蒸散したガスでダニを倒す。利点も欠点も似ている。巣箱の金属パーツが腐食するので個人的には嫌い。
・シュウ酸:液体に溶かしビースペースに滴下するか、謎のメカでシュウ酸粉体を熱して気化させて巣箱に吹き込む、という2通りの使い方がある。効力も高くミツバチへの害や残留性が低く頼りになるが、効果期間が短いという欠点がある。
寄生率的にかなりヤバイ状態です
ダニ殺剤投与しても治療出来ないかもしれません
せめてひとつき前に治療できていたならと思うと残念です
アピバールが現在は有効です、チモバールとの併用もかなり効果あります
ただ、採蜜期間中でしたら薬剤の使用は出来ません、使用した場合、蜂蜜は食用に出来ません
雄蜂巣を使った駆除方法等もあります、根気よくやればダニは減らせますがあくまでも成蜂に寄生したダニや巣房から出てきたダニにに対して有効なだけです
色の黒くなった働き蜂の有蓋蜂児枠は抜いて焼却するなどして一匹でも多く駆除されて下さい
投薬は蜂場の全ての群を対象に同じ期間で行います
こんにちは。近くに置かれた群れにも居ると思い対処されるのが良いのでは。殺ダニ剤はどれかひとつ入れたら終わりではありません。ダニ落ちてるか、残っては居ないかと見ながらしないと増えてしまい壊滅となります。
聞いて済むことでは無いので注意しながら色々されて下さい。
2023/5/11 22:43
2023/5/11 18:11
2023/5/11 21:37
ネコマル
愛知県
ニホンミツバチはペットではありません。2016年春の分蜂終わった時期外れの6月に待ち箱ルアーを初設置、入居確認は10月で蜂群規模から8月か9月に入居したのでしょ...
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
古ちゃんさんありがとうございます。
詳しく書いてくださり助かりました。
まずは初心者なので俵養蜂場さんで診察を受けてみようと思います。
ありがとうござます!
2023/5/12 09:33
あかべこさん回答ありがとうございます。
そうですか泣ちょうどひと月前くらいに購入した群なのですがその時からダニはいたのでしょうか。
今年は採蜜を諦めてダニ駆除に専念します。
色々と教えてくださりありがとうございます。
2023/5/12 09:13
ネコマルさん回答ありがとうございます。
わかりました。教えてくださりありがとうございます。
2023/5/12 09:14
あい
広島県
今年から養蜂を始めた初心者です!たくさんわからない事だらけなので教えて頂けるとありがたいです!
あい
広島県
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あい
広島県
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あい
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