西洋ミツバチの種類に関してですがご教授ください。
投稿日：2020/6/12 18:38, 閲覧 1123
西洋ミツバチの質問です。
西洋ミツバチの種類で カーニオラン種とイタリアン種が混ざって生活を共にすることはありますか？私が飼育中の西洋ミツバチの中にどう見ても２種類の西洋がいるのですがこれはどう解釈すればいいのでしょうか？写真があれば解りやすいのですが写真が取れてないので後日アップします。
よろしくお願いします。
ハートピースさん、こんばんは！
大多数を占めるのはイタリアン系の黄色い系統で、近年スロヴェニアから黒いカーニオラン種女王蜂が輸入されていたのでそれが交配したために働き蜂は中に黒いものが混じることが考えられます。
その黒い働き蜂になる卵が王台で育てられていたとするとカーニオラン色した女王蜂になったと思いますが、その卵から生まれてくる働き蜂は殆どが黄色いイタリアン色していると思います(^^)
暖地ではどうしても黄色いイタリアンが優勢です。長野辺りではカーニオラン優勢と聞いたことがあります。
僕の飼育している西洋種は、混血です。昨今では、意識しない限り、純然たるイタリアン系統が入手しづらいかも知れません。適当に買うと、それなりの確率で混血種を飼い始める事になると思います。しかし、混血いいですよ！女王蜂の体色パターンが美しいです。
ところで、雄バチという生き物がいます。彼らは、減数分裂の結果、女王蜂の持つ２本の染色体の片方だけを受け継ぎます。
画像に山ほど雄バチが(肩身狭そうに)写っていますが、写真を拡大しその体色に注目すると、体色パターンが２通りある事に気づきます。黒地に金色のストライプがいる一方、腹部前半部が金色、後半が黒地に金ストライプもいます。この群の女王蜂は、彼女自身が、イタリアン系統とカーニオラン系統の混血のようです。かなりカーニオランの血が濃いかも知れません。
さて、こんなやつが雄バチを撒き散らしている養蜂場で交尾を済ませた女王蜂がいたとします。そんな女王が率いる群で生まれる働き蜂達の性質は…？？蜂群中の姉妹は、いわば異父姉妹となります。イタリアンな雄バチの血を継ぐ娘が働く傍らに、カーニオラン血を継ぐ娘がいる事となります。要するに、働き蜂は体色含め、同じ家族でも色々と個性が出てしまいます。
なお、イタリアンとカーニオラン系統とでは、ダンスに多少の違いがあるそうです。でも、別に問題無いそうです。元から8字ダンスが群の他個体に伝達出来る情報が大雑把過ぎるからだと勝手に思っています(お日様に対しあっちの方向に、これぐらい飛んで！)。
純粋と思われるイタリア系でも、原種黒っぽい物が出ることがあり珍しい物ではありませんが・・・
注意、
麻痺病に感染している働き蜂。健常の個体に比べて胸部・腹部の毛がなく、体色が濡れたように濃くなっています。
