日本蜜蜂の巣箱の間に西洋蜜蜂が営巣してしまいました。

やまねこさん、こんばんは！

今、日本みつばち群は居るのでしょうか？

入居した西洋ミツバチ群だけでしょうか!?

畑の周囲での蜜蜂巣箱配置可能想定数ですか???

お早うございます

私の自宅では西洋と日本蜜蜂の巣箱の距離は１０Ｍ位の距離ですが

特に問題は有りません

以前　西洋が日本蜜蜂の巣箱に盗蜜に来た経験はありますが

そんなに問題無いと個人的には考えています

やまねこさん

待ち箱に入った西洋ミツバチの対処方

西洋ミツバチは行動半径が日本ミツバチの2倍なので面積は約4倍となる。集蜜の量は8倍とか10倍とか言われているが、其れは給餌を充分にし、全く給餌しない日本ミツバチと比較しての話である。蜜源が充分に有る処で比較すると1群あたり4倍である。西洋ミツバチは、流蜜の乏しい時期には給餌しないと餓死してしまうので毎日、1㎏の糖液を与えなければならない。これは多大な出費である。西洋ミツバチは、飢えても逃亡ができないので餓死させてしまう。給餌に不便な遠隔地には置けない。また、身近な所に多数を寄せると過密になる。必要な器材も多く高価である。養蜂のノウハウを習得するのに、1年間の弟子入りを要するとも言われる。蜜の味も悪いし、私などは＊＊らしく飼う気にもならない。それでも飼ってみたいと言う人の為に、待ち箱からラングストロス式巣箱に移し替える方法と飼育方法を簡単に述べておきたい。入居後、出来るだけ早く移さないと管理が難しくなる。設置場所は和蜂とは異なり一日中日陰になる所に置くと育ちが悪い。外気に繋がる温かい巣内の温度で育児をするからです。夜間が冷え込む時期には防寒対策をしないと増殖できず、結局は滅びる。二重の段ボール又は毛布などで巣門のところを残して全体を包み込む。平均的な巣箱の板の厚さは15㎜だが、真夏を過ぎると夜間の保温に対しては薄い気がする。ヨーロッパ並みに25㎜にすべきだと感じている。蜂数に応じて巣板の数を減らしてやる。和蜂のように蜂球の中で育児をしないので互いの体温で室内温度が上がるような方策を講じてやるのである。日本の気候では室内が広すぎると温度が不足する。蜂が込み合う程度に仕切り板で仕切る。和蜂と同様に湿気の多い所は多様な病気の原因となるので乾燥した所に置く。アフリカ原産であることを忘れてはならない。始めに設置場所を決める。こまめな世話を要するので、遠方に放置する訳にはいかない。水準器で水平になるようにブロックを設置する。重箱式からラ式巣箱に移し替えるには、単枠が10枚入るサイズの箱を準備し、蜂数に見合った数の巣枠を片方に寄せて入れる。蜂の入った待ち箱の最上段をラ式巣箱の上にかざし、上下に振るうように蜂の塊を落とし込み、蓋を覆う。4～5分した後に閉じた蓋を外し、燻煙器で蜂を設定したエリアに追い込む。移動が完了したら仕切り板を差し込んで生活空間を限定する。麻布を被せ、蓋を被せて終了。分蜂時には西洋ミツバチも大人しいが、追い込むときは燻煙器を使用した方が良い。手荒く扱うと段々と手に負えなくなる。内検や給餌の際も必ず燻煙器を使用し1匹たりとも潰してはならない。「西洋ミツバチは、素手で扱うもの」と言われている。手荒く扱わないよう自分を戒める為でもある。西洋ミツバチは、一旦ラ式に収容すれば逃亡しないが、ラ式が気に入っているからではなく、逃亡が組織できないからである。収容後2週間したら蓋を外して点検をする。巣板が全体的に盛り上がってきているのを確認したら巣枠を数枚、付け足す。分蜂から梅雨の始まりまで、貯蜜する日にちが不足する場合が多いので梅雨入りしたら給餌をしなければならない。給餌は面倒な作業である。巣枠1枚分を利用した給餌器が最も一般的である。プラスチック製と木製が有る。糖液はゆっくりと注がないと蜂が溺れたり、騒ぎ出し攻撃されたりする。給餌器は予備を用意して交換する方が良い。　以上、久志冨士男著『我が家にミツバチがやって来た』より