20220124　アタゴ　手持屈折計マスターシリーズ機種選定セミナー

ユーチューブでのアタゴ・マスターシリーズ機種選定セミナーを視聴。

以下、覚書。

https://www.atago.net/japanese/new/products-master-top.php

●マスタシリーズ　　価格　　　　　防水性　　ATC(自動温度補正)　高温強化

①α　　　　　　　　20000円　　　　〇　　　　　〇　　　　　　　　　×

②Ｔ　　　　　　　　16000円　　　　×　　　　　〇　　　　　　　　　×

③Ｍ　　　　　　　　12500円　　　　×　　　　　×　　　　　　　　　×

気温20度、測定物温度20℃

④Ｈ　　　　　　　　25000円　　　　〇　　　　  〇　　　　　　　　　〇
高温のものにより強い、プリズム面にサファイアプレート

●自動温度補正

液体の濃度は温度と反比例の関係、

例えば、20度のショ糖液10％は、1度変わると0.07変わるため。

●材質(ボディ)
金属(アルミダイカスト)　汎用性　表示なし　表示例：MASTER-α

樹脂(PBTﾎﾟﾘﾌﾟﾁﾚﾝﾃﾚﾌﾀﾚｰﾄ)　金属を腐食するもの(塩、酸など)　表示例：MASTER-Pα

●測定範囲　Brix

・0-53　飲料、野菜、果物、洗浄液、水溶性切削油、ケチャップ、醤油など

・0-33　飲料、スープ、野菜、果物、洗浄液、水溶性切削油など

・0-20　飲料、スープ、野菜、果物、洗浄液、水溶性切削油など

・0-10　飲料、スープ、野菜、果物、洗浄液、水溶性切削油など

・0-90　あらゆるサンプル

・0-50　調味料、スープなど

・30-80　餡子、ジャム、蜂蜜、シロップ、チョコレート、バター、植物油など

・45-93　餡子、ジャム、蜂蜜、シロップ、チョコレート、バター、植物油など

・60-100　餡子、ジャム、蜂蜜、シロップ、チョコレート、バター、植物油など

●選択方法

蜂蜜の場合で考えてみる。

1.防水が必要かどうか？　なくてもよいがあればさらによい。

防水あり→αアルファ　or　H

防水なし→M

2.温度補正が必要かどうか？

温度により糖度が変化するので、必要。→α、T、H

3.金属が腐食するものを測定するか？→測定しないのでボディは金属

4.Brix測定値は？→0-90、30-80、45-93

↓

●すべて防水と温度補正機能あり

MASTER-500　測定値　0-90　33000円

MASTER-80H　測定値　30-80　27500円

MASTER-93H　測定値　45-93　27500円

●他、温度補正と防水機能がないもの

すべて金属ボディ

・H-80　Brix 30-80%　27500円

・H-93　Brix 45-93%　27500円

温度補正がない場合、使用前にどちらかの方法点検をする。

①蒸留水、精製水で値が0になっているか確認→ダイヤルで補正

②ショ糖10％から60％(10刻み)で測定値を確認→ダイヤルで補正

例：ショ糖10％の場合、値が10になっているかどうか。

・はちみつの水分含有量をはかる場合：はちみつ水分 樹脂 HHR-2N　33000円

●フタの破損→フタのみ購入可能、

ボディが金属か樹脂でパーツが違うが、価格は約1000円とのこと。

※昨年、ネット通販でアタゴ・MASTE-３Ｔ、Brix 58-90%

温度自動補正、防水なし、高濃度モデルを、10000円で購入。

現在は販売終了、後継機種は『MASTER-93H』(Brix 45-93%)

*基準合わせ用液：標準液LK (RE-99010), もしくは ショ糖液60% (RE-110060)

[ 仕様 ]

◇測定範囲：Brix/58.0～90.0%

◇最小目盛：Brix/0.2%

◇測定精度：Brix/±0.2%（10～40℃）

◇繰り返し性：Brix/±0.1%

◇寸法・重量：32×34×168mm、130g

●蜂蜜の糖度計測の場合、高い濃度計測になるので、
Brixの測定範囲から選択すべきだと、今回のセミナー参加で、
今さらながら気がつきました。