投稿日:2020/1/5 09:49, 閲覧 3029
大手のY養蜂所のHPには、以下の記述がみられます。
「百花蜜と呼んでいる蜂蜜がありますが、それはこのようにさまざまな花が咲く時期に採取した蜂蜜のことです。
レンゲやアカシア、ミカンなど、花の名前をつけた蜂蜜は単花蜜といって、その花の蜜だけに狙いを絞って採蜜したものです。これは、前もって巣箱の中の蜜を空にしておいたり、移動のタイミングをはずさないようにしたり、他の蜜と混じらないように注意して採取するので、養蜂家の技術にかなり左右されます。
それに対して、百花蜜は文字通りさまざまな花の蜜が、天然のブレンドとして入っている蜜なので、まさに自然からの頂き物という感じがします。」
以前から疑問に思っていました。
❶単花蜜とよばれる蜜に、他の花蜜が、どの程度の割合で混じっていたらセーフで、単花蜜と呼んでも差し支えないという、国内国外を問わず、基準のようなものがあるのでしょうか?
❷蜜の中に混じっている花粉の、定量分析により、区分が可能でしょうか?
上記のY養蜂所のHPの文言では、どのような単花蜜も、販売する養蜂家の技術と任意に拠ると読み解くことも可能なような気がします。このように、ハチミツの瓶の表示ラベルの理解に悩みます。
❶❷について、ご回答いただければ幸いです。
既にお読みだとおもいますが
「蜂からみた花の世界」佐々木正己著2010刊 の付録2に蜂蜜の品質規格が
書かれています。これによると、国際ハチミツ委員会が、単花ハチ蜜の
データーバンクをつくり6万件を超えるデーターが集積しているとあります。
データーシートには6つの記載項目があり、
その一つに主要花粉(%)、総花粉粒数(個/10g)というのがありますが
具体的な数値までは書かれていません。
この本が刊行されてから10年経ちます。その間に、単花蜜の定義等が整備
されていもしれません。おおいに興味があるところです。
その単花の香りあれば単花蜜ではないでしょうか・・・なんて答えではないでしょうが わたしゃそれで良いと思います。
(社)日本養蜂協会の「国産天然はちみつ規格指導要領」には、「国産天然ハチミツ」の規格はありますが、ハチミツ容器の表示に関しては、
原材料名は、「はちみつ(国産)」とする。「みつ源花名」を可能な限り表示するが、その花の特徴を有しないものは、「百花みつ」などと称することができるものとする。
となっており、その花の特徴(色、香り、味?)は、主観的ですね。基準作るとなると、調整が大変でしょうね。
ご存じと思いますがニホンミツバチは特定の花に行く性質がないのでこのハチミツは全て百花蜜で単花蜜は採れません、それに対してセイヨウミツバチは単花蜜が採れます。これはセイヨウミツバチは一度行った花と同じ花ばかり行く性質があるからで、一面に咲いていると他の花には行かずに同じ花だけに行きます。ただしその花が終わると別の花に行くので採蜜のタイミングが難しい訳です。
そして単花蜜の表示は自己申告ではないかと思います。また現在の分析技術ではサトウキビ由来の糖分と花ミツの区別は出来るので砂糖を加えているのは分かるそうですが、花の種類までは区別出来ないそうなので特定の花の単花蜜かどうかを確かめる方法はないようです。また花粉による分析との事ですが、花によって花粉の出る量が違うので必ずしも花粉の比率がハチミツの比率とはならないと思います。
2020/1/5 12:07
2020/1/5 16:26
2020/1/5 18:55
2020/1/5 21:34
確かにむつかしいですね。 秦野の直売所で 西洋蜂蜜の単花もの売っていて味わうてみましたが 「さくら」こそ違うとはっきりわかりましたが ほかは「みかん」も「くり」も百花ものと大差なかったです。
2020/1/6 10:02
栃と栗と蕎麦は癖あって違いますね 桜はいいですよ。
2020/1/6 16:29
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
遊山房さん
ご回答いだだき、ありがとうございます。
たしかに、昨年のミツバチサミットのポスター発表の中に ハチミツを美味しいと感じる官能検査の要素として、花の香が取り上げてありました。
ただ、花の香が極めて薄いものについてや、他の要素(味、色、粘度)についても、感覚の鋭い人は別にして普通の人には、見分けるのは難しいかもしれません。
2020/1/5 17:48
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
遊山房さん
私も、近くの販売所で何種類か、味わってみましたが、クロガネモチが大きく他と異なる気がしましたが、後は同じように感じました。
わたしが、蜜をブラインドテイスティング したら、一つも当たらないでしょう。
2020/1/6 15:07
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
T.Y13さん
ご回答ありがとうございます。
ご回答いただいたように、花粉の出る量も、蜜の出る量も花によって違うので、そのまま蜜中の花粉の比率に反映することはない、とのご指摘もっともだと思いました。
機器や分析技術が進歩している今日、色、香り、味、粘度 といった属人的な感覚に頼ることなく、より客観的な分析の方法が、どこかで公開されているのではないかと、お尋ねした次第です。
2020/1/6 14:55
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
kuniさん
ご回答いただきありがとうございます。
恥ずかしながら、(^^;)まだ読んでいませんでした。
なるほど、佐々木先生の著書付録2には、
『「しかしラベルにある花の蜜の純度がどのくらいになるかとなると、国外からの輸入品も含め信頼できる基準はまだない、アメリカでは単花ハチ蜜を含め「蜜源表示ハチ蜜(varietal honey)」という呼び方が広まりつつあるという。 』とういうふうに、記述されていました。
素人考えでは「主要花粉(%)、総花粉粒数(個/10g)」くらいで、ある程度判断できると思うのですが、それだけでは難しいことが、あるのでしょうね。
kuniさんのおっしゃる通りこの本の初版から、10年たつので、もう、既に新しい動きが、どこかで始まっていても、おかしくないですね。
2020/1/5 14:20
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
追伸
ネットで検索していたら、
職業養蜂家の団体 日本養蜂協会のホームベージ
www.beekeeping.or.jp/products/q-a
で次のような記述を見つけました。
「単花蜜とはいえ、すべてのミツバチがその花に集中するわけではないこと、花の咲き始めと終わりには、ほかの花の蜜も混じることなどから、5~7割程度の幅で表示されている花の蜜がベースになっていると考えた方がよいでしょう。」
2020/1/5 18:14
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
ウロボロスさん
ご回答ありがとうございます。
本当にその通りだと思います。色、香り、味 などの感覚的なものは数値化するのも困難だと思われます。
前述のように、日本養蜂協会のHPの記載でも単花蜜を「5~7割程度の幅で表示されている花の蜜がベースになっていると考えた方がよいでしょう。」 と 割合の幅が大きく振れています。
2020/1/5 19:11
kuni
三重県
重箱式・フローハイブ・巣枠式楽しみながらやっています。 課題は夏分蜂をいかにして乗り切り秋まで維持できるか。重箱では、4段の少数 段で採蜜をローテションを目指し...
T.Y13 群馬の山さん
群馬県
時々話題になるダムの近くです。
ウロボロス
佐賀県
趣味の果樹栽培(特にスモモの受粉)のため、ミツバチに興味を持ちました。果樹は、苗を買うだけでなく、食べたことのない果物を見ると種まきして実生苗を育てて接ぎ木して...
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...