投稿日:2020/2/11 15:44, 閲覧 2685
12月にアピバールを仕掛けましたが、60日で撤去しろと説明書にはあり、期限が来ています。
他の群は問題ないと思いますが、今ホームステイ中のみかんチームは、もしかしたらアピバールにきちんと触れていなかったかもしれません。
蜂が集まっている所にアピバールを移動して10日近いのですが、アピバールはまだ使用していても良いのでしょうか?
可能な場合、どれくらいの期間延長が良いのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
こんばんは
薬品を使用するときには最低限処方を守る必要があると思います、素人判断をせず注意書きを守って使用しましょう。
ダニの例に漏れず、ヘギイタダニも、化学合成の薬剤に対し耐性を持ちやすいです。
使用期間が過ぎ効力が弱まった薬剤は、ヘギイタダニにとっては、格好の経験値ボックスです。
アピスタン(有効成分フルバリネート)は、全国に耐性個体群が蔓延しています。これは、フルバリネートが脂溶性で、蜜蝋に残留してしまい、これがダニの経験値ボックスとなってしまっていると言われています。ロングセラー商品でユーザーが多かった事も原因です。
その点アピバール(アミトラズ…有効成分が違う)は、蜜蝋にもハチミツにも残留しにくい(しないとは言っていない)ので、耐性獲得個体が出にくい…かも知れません。でもうっかり、期間を越えてしまったアピバールを使い続ければ、倒しきれなかったダニやその子孫達が、耐性をつけかねません。アピバールはアピスタンよりもずっと後になって販売され始めましたが、それでも国内リリースから10年以上が経過しています。ダニもやられっぱなしとはいかないでしょう。
つくづくヘギイタダニと接していると、一寸、もといケシ粒ほどのの虫にも五分の魂、と思い知らされます。相手は超がつくほど手強い、恐るべき生命力の持ち主です。蜂が負けないよう、がんばって応援してあげてください。
…みかんチームは群の名前でしょうか…?
入れる期間は6週間、つまり42日で60日ではありません、それなのでいったん抜き出すのがいいと思います。
その後は内時にサナギ(特にオスサナギ)を10~20匹くらいピンセットで抜き出してダニがいないかをチェックして多いようなら対策をしなければならないと思います。
アピバールの耐性虫も出ているようなのでこの薬剤でどこまで対策できるかも怪しくなっています。
2020/2/11 19:46
2020/2/11 21:23
2020/2/12 19:35
2020/2/12 19:12
はにこ
東京都
元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
はにこ
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元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
おいもさん
ありがとうございます。
2020/2/11 23:16
はにこ
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元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
T.Y13さん
ありがとうございます。
どうやら6週間と60日を勘違いしていて、今日全群薬の撤去をしました。
オス蛹のチェック、教えていただきありがとうございます。ここで多いとなると、次なる手は何がありますか?
よろしくお願いいたします。
2020/2/12 19:21
はにこ
東京都
元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
ハッチ@宮崎さん
ありがとうございます。
2020/2/11 23:16
はにこ
東京都
元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
古ちゃんさん、こんばんは。
みかんチームはみかんの木の下に設置されていたので、私が勝手に命名しました。
しかし、みかんチームの女王は既になく、蜂数の激減を今日確認しました。
女王存命だったので、万が一の希望を持って室内に入れてみましたが、女王を失い詰みました。
12月から手出しをしておりますが、やはりダニのコントロールは常に気に掛けているべき事と理解しました。
蜂場に残る3群は調子良く、特に2群はぶいぶい言っているので、春を迎えてくれるはずと祈る思いです。
去年の春、養蜂場からやって来た2群は、全くの放置飼育のもと9群になり、そしてダニ剤を使うまでに6群、そして今3群になりました。自然界では毎年4倍に増えつつも生息数は一定を保つと言われている蜂ですが、ダニ剤投下の今正にその様相で静かな激しい闘いを感じています。
春の分蜂まで何とか残る群を維持し、ダニとの戦闘態勢を整え新しいサイクルへと移行していきたいところです。
海外のダニ熱殺ツールはやれれば一番良いのかもと思いますが、どうなんでしょうね。薬剤はどうしても耐性とのいたちごっこになるでしょう。ジュラシックパークの生き物は活路を見つけると言うあのセリフが常に頭に響きます。
ありがとうございます。
2020/2/12 20:12
(ちょっと長いです)
はにこさん
みかんチームさん…涙。僕自信は滅多には蜂に名前を付けないので、気になってしまいました。
熱殺ツールですが、蜂児に寄生中のダニを始末できる点が画期的です。飼育群数が少ないなら、成蜂に付くダニを倒す別の薬剤と併せ、ダニを徹底的に倒すことができると思います。
問題はその駆虫効率…以前に、作業の手間です。多分、10群ぐらいまでなら、十分に実用レベルだと思います。しかしこれが、専業養蜂家として50群、100群、200…と増えれば増える程に、現実離れした駆除方法となってしまいます。色々想像した結果、僕は、「こんな駆除方法やってられんだろうなぁ…」と思ってしまいました。
この手間問題解決のヒントが無いわけではありませんが、それは熱殺ツール同様、日本の養蜂現場に出回っていません。それは女王蜂を巣碑枠一枚ごと隔離しそこだけで産卵させ、一枚の枠にダニを強制的に集めてしまう器具です(以下、隔離産卵カゴ、としてみます)。これと熱殺ツールの相性は、熱殺処理が必要な枠が少なくなるので、抜群に良いと思えます。が、似ても似つかない二種の道具、蜂児枠のダニ駆除を意識した点で意図が近いものです。どっちかと言うと、この隔離産卵カゴが先行すべきかと思っています。隔離産卵カゴと併用した熱殺ツールの利点は、ダニが集まった枠の蜂児を殺さずに済む事となります。しかし集まるダニが多すぎたら、徒労に帰すこととなります(助けた蜂がダニで既にダメになってるかも)。
隔離産卵カゴに着目している養蜂資材店は既にあり、また養蜂家の会合でこれを用いたヨーロッパのダニコントロール方法が紹介されていました。日本の養蜂現場で、遠からず採用されると思っています。僕は暖地の離島で養蜂していますが、まともな冬がなく蜂児が途絶えません。当然のように、ダニ相手に大苦戦の日々を送っています。この隔離産卵カゴは、必ず使いこなしてみなければならないと思っています。
2020/2/13 19:55
はにこ
東京都
元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
古ちゃんさん、こんばんは!
(すごく長いです。)
みかんチームに心を寄せてくださりありがとうございます。恐らくPMSだと思います。
件の籠はスカルヴィニですね?欧州ではシュウ酸を使う手法のようですので、産卵からの日数が重要になるのでしょうか。しかし、熱殺ならば丸煮えなので、そこまで厳密でなくても良いのではないでしょうか?もっとざっくりで良いのであれば、隔王枠と隔王板で巣枠1枚を囲ってしまうと、産卵枠は1枚になります。まずはこの枠にダニを集めて煮てやろうかと考えられないでしょうか?熱殺の場合、巣房の蓋の有無は関係なくダニをヤレるかと思いますが、どうでしょうか?
この手法が有効であるなら、初回蜂のダメージが大きくても、繰り返し処理するごとに、効果は上がってくるのではと思います。
とは言え、この熱殺ツールは夏でも寒い欧州のやり方だと日本の気候には合わない気がするのとスイス価格は高いと思い込んでいるので、自前の国産を作らないといけないんじゃないかと考えたりもします。じわじわと温度を上げて保温できる箱ですよね。DIYでやれそうな気もしますがどうでしょうか?たしか買うと20万位ですよね?
また、ダニは高温多湿がお嫌いな様子ですが、古ちゃんさんのいらっしゃる鹿児島の真夏の温度湿度でもダニは元気なのでしょうか?
東京では死人が出るほど高温多湿のヘルサマーなのですが、ダニの活動状態の実態はどうなんだろうか?と考えています。真夏のTOKIOでは、巣箱の中は更に地獄のサウナではないかと思うのです。今年は私が手出ししているので、春の分蜂を迎えられたら、真夏にダニの数見てみようと思います。
そんな感じで気候の影響があるとすれば、多分…鹿児島と東京でも、熱殺すべき季節はズレが出てくるだろうと思うのですが、古ちゃんさんはどう思われますか?
余談ではありますが、巣箱丸ごとの大掛かりになるのだろうとは思いますが、恐らくアカリンダニにも熱処理は有効ではないかと思います。
一年中育児が続く暖かさは羨ましいです。こちらでは、繁殖が止まり、内検もままならない冬は脅威の季節だなと思いました。
ありがとうございます。
2020/2/13 23:27
はにこさん
スカルヴィニーの呼び名は、初めて知りました。
その通りで、女王蜂を一枚の巣枠に閉じこめダニを一枚の枠に集めてしまい、それを、熱処理。雄バチと違い、理論上はシーズンや女王蜂の老若(女王蜂が若すぎると雄バチをあまり作らない…)に作用されず運用可能です。
スイスの物価は、お恥ずかしながらよく解っていませんでした。調べると何だこりゃ、下手すると日本以上の物価だ…国産で作ってくれる人を探す必要はありそうです。卒業した所と、そこに付き合いのある工業所に、隔離産卵カゴ(スカルヴィニー)と併せて、必要性を訴えてみます。
熱殺ツールの理論になっている通り、ヘギイタダニはミツバチの幼虫よりも、致死温度が低いです。ですが、ここ奄美大島でのヘギイタダニは、とっても元気いっぱいで、ちょっと元気が良すぎて困っています(涙)。いくら日差しで巣箱の温度が上がっても、ミツバチは巣箱内、育児圏の温度を一定に保とうとする為、ヘギイタダニが暑さで死ぬ事は、ほとんど無いと思います。ただ、夏場は蜂児圏が縮小するなどしていたので、チモール剤もシュウ酸も投与したときに、効果は出やすかったのではないかと思います。
2020/2/17 10:06
はにこ
東京都
元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
古ちゃんさん、こんにちは!
すみません、また凄く長くなってしまいました。
スイスと北欧の物価は鼻血ブーです。私はどちらも行った事はないですが、スウェーデンはぬるい!不味い!ラーメンが1500円を下らないと何度も聞きました。時々外国にかぶれまくってる人もいますが、私は外国を知るほどに、日本が如何に美味い!安い!安全!サービス最高!かを知りました。
熱殺箱はヘギイタダニの耐久温度が42度?の様で、ヨーグルトメイカーのデカイのと考えると良いかなと思います。古ちゃんさんは、スキルも人脈もありそうで羨ましいです。私は金もねぇ土地もねぇ東京砂漠の民なので、叩き上げのスキルと叩き上げのスキルで無双の日々です。
DIYだとこんなのやってる人がいました。80度にもなるそうでかなりの上位機種です。サーモスタットさえ上手く機能すれば、ダニにはもっとしょぼくてもいけるかと。
奄美大島ですか。行った事はないのですが、リゾートな響きです。暖かくてヘギイタダニも元気いっぱいの過ごしやすそうな気候ですね。こちらで2週間ほど前に種を撒いたのですが、そちらでは月桃もアサヒカズラも年中元気いっぱいに育ちそうです。アサヒカズラは花ですが、月桃は虫除けになるそうで、ミントの生葉がアカリンダニに効くという話を見たので、ならば月桃はどうかと。もちろんチモールの素のタイムもいけると思います。月桃はゴキブリが嫌うのでゴキ除けにもなるでしょうし、葉が大きいので1枚をくしゃくしゃと手で揉ん入れておけば、結構長持ちするのではないかと試してみたいのです。ただ匂いが強いようなので、蜜にどれだけ匂い移りするかは要観察だと思います。場合によってはこれも販売用となるとNGの可能性はあるでしょうから、そうなるとやはり採蜜期間は熱殺やれると良いでしょうね。
それとヘギイタダニの天敵はいないのだろうか?と思いました。
こんなのがありましたが、もしもヘギイタダニの天敵がいるとすれば土壌ではなく、蜂の自然巣に住む者か蜂が運んでくるものではないかと思います。この記事を読んでいて、ダニを殺すための化学薬品を使う事で、もしかしたらダニをやっつける自然界の何者かを殺しているかもしれないと思いました。そもそも分蜂でしか存続の危機を逃すしかないのかもしれませんが。また、この記事の地域ではダニ被害の大きいのは秋らしく、日本でも地域による気候の違いから被害の多い季節がズレてくるとは思いますが、そういう事象と蜂がいつ分蜂するかを細かく観察すると、どう援護すれば良いかが判ってくるような気がします。ここで色々教えてくださっているミツバチ研究所さんは、季節による蜂の寿命を言っておられます。蜂の謎解きは、散らばったピースを組み立ててパズルを解くような感じがします。
2020/2/17 15:51
おいも
東京都
何でも興味を持つ物好きです。 園芸・農業・DIY・アマチュア無線・車等々です。 DIY総合工房を作る空き家さがししています、一緒に楽しめる仲間募集中です。 巣箱...
T.Y13 群馬の山さん
群馬県
時々話題になるダムの近くです。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
古ちゃん
鹿児島県
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古ちゃん
鹿児島県
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