The die is cast.
投稿日：2021/8/31 22:19, 閲覧 279
人生はいつだって選択肢を求めてくる。
いや、求めてくるように私が「選択した」結果がそうなのだ。
先日、来春から立ち上がるこども園の見学に行ってきた。
こども園なので、保育士と幼稚園教諭の両方の資格が要るが、当然、私は幼稚園教諭の資格は無いので未満児の看護師枠で働くことになる。
保育士として働きたいので、心の中では不消化な気持ちが生まれる。
そこのこども園は、園庭の構想がプレイパーク的でかなりネイチャーな内容のものだった。
園長は元ボーイスカウト隊長で保育園・幼稚園での経験も豊富。
そんな方が造る園なので、必要最小限の材料と道具で、児童、先生、地域の人々、児童の父兄等を巻き込む形で遊具や遊び道具、果樹、栽培などの体験を展開していく予定。
正直なところ、(親としては)入園させたい魅力的な園だけど、(運営・展開する側としては)私には分不相応な身の丈に合わないレベルに飛び込む形でになると感じた。
とても魅力的。得るものは多いにちがいない。
まだ返事は先送りにしている。
ゆくゆくは児童指導員として放課後デイサービスで働いたり、児童発達支援管理責任者の資格も取りに行けたら…と思い描いたりもしている。
(そこの園は放課後デイサービスも併設)
スタートが看護師だからか、ハンディを持つ子寄りに目や気持ちが傾きやすいのかもしれない。
職歴の一つとして、初めて飛び込んだ児童の世界が放課後デイサービスだったのもあり、障害児への関心、児童福祉の世界の混沌さを生で直に見たから保育士資格取得に至った経緯が私にはある。
私は保育士としては新米だが、人としては古米。
人的環境で疲弊するのは最も避けたいところ。
その職場が自分に合うかどうか、その職場の空気・同僚とはどうか、それらを見極めてから勤務のウェイトを重くしたい(勤務日数を増やしていきたい)のは本音。
飛び込むのは簡単、抜け出すのも然程難しくはないだろう。
肝心なのは息切れせずに長く細くやりこなす事。
新米かつ古米の私だから、最初はレベルも意識も高いこども園ではなく、ゆっくりと気持ちに余裕を持ちながら歩きたい。
でも、その反面、挑戦することに身を臆して、チャンスを逃してはいないか？とも思う自分も確かにいる。
ましてや、こども園は立ち上げ時からになるから、落ち着くまでは一悶着も二悶着もあると思うが、落ち着いた後は欲しかった「安定」がある可能性もある。
立ち上げ当初から関われる事はなかなか無い。
そういうのを差し引いても、こども園へ働く事への魅力が勝るかどうかはわからない。誰にも。
「そこ」じゃなくてはならない理由は無いけれど、「そこ」以外の方が良い理由も、ちょっと見当たらない今の私。
挑戦する年齢を軸に様々な事を考えると、無難な方へ、小さな考え方になってしまう。
でも、人生が掛かっている…この選択はノリだけじゃ決められない事柄だ。
やり直しはきくけれど、やり直す前・中・後にくたばらないようにしなければ、大事な家族にも影響する。
賽は投げられた。
選ぶ事が・選ばなかった事が、吉と出るか凶と出るか。
