投稿日:2021/8/22 11:21, 閲覧 503
先輩蜂友から、冬の重箱巣箱の結露について話が出た。とにかく尋常では無い水量で、越冬できない群れも多いとか。場所は豪雪地帯で3mの雪が積もる場所で、2段の蜂蜜を残さないと越冬できないそうだ。過酷な場所であるが、蜜源は豊富で10数群のニホンミツバチを飼っている。また気温はそれほど寒くは無く、1月の平均で+1℃程度だと思う。
私はニホンミツバチを飼育初めてから4カ月でまだ越冬の経験は無いのだが、私の越冬のためにも考えてみた。
巣箱内の空気中の水分でも湿度が85%にもなると1~2℃の温度差でも結露する。が、空気中の水分などたかが知れている。昼になればまた乾いてしまうだろう。
彼の言う、結露の水分はどこから来るのだろう。家の結露は灯油での暖房のときに多く発生する。灯油の燃焼で多くの蒸気が発生するからである。
では、蜂蜜の燃焼でどのくらいの水が発生するのだろうか?
まず蜂蜜量を1段とし5kgと想定する。
糖度80度で、水として1kgあることになる。
ハチミツはブドウ糖と果糖であるが、化学式は同じでC6H12O6である。燃焼式は
C6H12O6 + 6O2 > 6CO2 + 6H2O
糖のモル質量 180.16 g/mol
H2Oのモル質量 18.02 g/mol 6H2Oでは108.12 g/mol
180gの糖が燃焼すると108gの水が出ることになる。
5kgの糖では2.4kgの水が出るが、先の蜂蜜に含まれている水分を加えると、3.4kgの水になる。
これが2段10kgになると、6.8kgもの水になる。
これが結露の主原因だろう。先の彼の重箱は断熱を考え、ほぼ密閉構造である。結露で逆に断熱効果も下がってしまう。解決策は換気しかないだろう。換気窓を付けた天井蓋に改善するしかないと思う。
以上
ハゼ爺
石川県
石川県金沢市です。 2020年5/12 逃げられました。来年再挑戦です。 2021年4月に蜂友さんのところに捕獲用巣箱を置かせてもらい捕獲したものを持ち帰りまし...
ハゼ爺
石川県
石川県金沢市です。 2020年5/12 逃げられました。来年再挑戦です。 2021年4月に蜂友さんのところに捕獲用巣箱を置かせてもらい捕獲したものを持ち帰りまし...
おっとりさん
冬の大量結露は当地豪雪地帯特有のものと思われます。コメントありがとうございました。
2021/8/23 07:11
ハゼ爺
石川県
石川県金沢市です。 2020年5/12 逃げられました。来年再挑戦です。 2021年4月に蜂友さんのところに捕獲用巣箱を置かせてもらい捕獲したものを持ち帰りまし...
ひろぼーさん こんにちは!
その考えだと、換気は逆に結露に繋がることになるのでしょうか?
今年の冬に実験してみましょう。
ご意見、ありがとうございました。
2021/8/23 07:14
ハゼ爺さんの講義は難しすぎて、受講資格は頂けませんが、、、、
大事なお話しはよくわかりますが、化学式も苦手です。
こちらは千葉県で去年の10月頃からは毎日結露が凄かったです。
12月15日頃で結露が留りました。
青は気象庁の気温ですが時間が明記されていない杜撰はグラフです。
黄銅色は私の感じた指数で10が結露が多いです。
冬に向けて寒くなりますから、理由はともかく上の方に換気口を設ける心算はありません。
巣箱の温度の低下を招くからです。
はっきり検証したわけでも、検証する技術も持っていませんが、感覚的には排気口は作りたくないです。
養蜂歴短いので、適切なコメントはできず申し訳ございません。
住宅ではペアガラスとか工夫もあるようですが、巣箱となると、分かりません。
2021/8/22 14:44
私は、
巣箱の上部で暖められた
「蜜を濃縮して飽和水蒸気量に近い空気」が、
巣門からの外気でひやされ、其れによって結露するものだと思います
そこそこ湿度がある外気は、巣門からずっと供給されますし、
蜂の活動で温められるとともに、少量の湿度が加算される循環が延々と続き、
大量の結露になるのだと考えてました
2021/8/22 15:33
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
ひろぼー
佐賀県
2018年4月16日 たまたま自宅屋根裏の群れが分蜂したので、飼い始めました 年間ほぼ毎日眺めてます よく体当たりされます 構いすぎでしょうか? 欲張りなの...