投稿日:2023/10/5 17:25, 閲覧 447
過ごし易い季節になりました。この時期から注意が必要なのがアカリンダニ感染ですね。
私の群は先月、9月7日にアカリンダニ症の感染が判明し、その治療に今回はヴェポライザー(大陸製の安物)を使用して、メントールの薫蒸投与を試みました。
結果は良好でして、投与後3日目以降から自己検査を行なってますが、生存するアカリンダニの存在は見付けられませんので効果は上々です。数少ない経験ですが、作年7月に罹患した時は、メントールを巣箱の上下段に投与して対応しました。暑い時期でもあり過剰な投与だと心配しましたが、ダニは中々死滅せず、蜂数も急激に減り(原因はメントールでは無いと考えてます。蜜蜂のメントールへの抵抗力は、アカリンダニの19倍と公表されてるのが根拠です)、あっと言う間に弱体化しましたが今回は違いました。
メントールの薫蒸投与が思い浮かんだ当初、gas-vapを購入しようか迷ったのですが、実績も無く高価な為に見送って、安物で試してみた経緯です。自群の治療で行ったメントールの薫蒸投与で、期待以上の効果が確認出来ましたので、利便性の高そうなgas-vapを購入した次第です。
バーナーは購入しませんでしたが、手持ちの新富士の火口が口径22mmでピッタリでした。
早速試運転です。メントールをgas-vap投入して着火、暫く待つと白い蒸気が上がり、その後なんとメントールガスに引火して火炎放射状態に!
メントールガスが可燃性とは知る予知も無く、ビックリでガックリの末にポックリか!
と思いましたが気を取り直して思い付いた方法で、gas-vap本体を2〜3分予熱し、バーナーの火を止めてからメントールを投入する事で、50秒程で上手く薫蒸する事が判り一件落着と相成りました。
その後、罹患群へ薫蒸投与しました。巣箱の巣門枠へ穴をあけるだけですが、改造が必要でした。
今日で罹患後29日目になります。群の様子も良好ですので、自分的には今回で最後の治療にするつもりです。
今後は、越冬前の感染予防で、各群に対して隠れダニの壊滅作戦を実行する計画です。
ご覧頂きありがとうございました。この日誌の方法は、群の全滅等の恐れが有りとても危険ですので、決してお勧めするものではありません。私は自己責任で行っておりますので、ご注意をお願い致します。
アカリンダニ罹患から7週目、内検してみました。
ダニ対策器のgas-vapが英国から到着しました
アカリンダニ罹患群 2度目の治療を行いました
アカリンダニ治療の途中経過
彌助
愛知県
愛知県の西部 伊勢湾を望む知多半島の片隅で、ニホンミツバチのお世話をしながら緩やかな生活を楽しんでいます。 此方のサイトにて日々勉強させて頂いている初心者です。...
彌助
愛知県
愛知県の西部 伊勢湾を望む知多半島の片隅で、ニホンミツバチのお世話をしながら緩やかな生活を楽しんでいます。 此方のサイトにて日々勉強させて頂いている初心者です。...
cmdiverさん こんばんは。
早々にコメント頂きまして大変ありがとうございます!
アカリンダニ症の治療薬は、日本国内では登録が有りませんので、厳密に言えば何を使ってもダメですね。
アカリンダニ症の治療薬登録が待ち望まれますが、家畜で無いニホンミツバチ が対象ですので難しいでしょうね。
今回購入したgas-vapは、銅管やソケット、エルボー、キャップ等の配管パーツで組まれてますので、cmdiverさんなら簡単に作れると思いますよ。
取り敢えず、自分が自然界からお預かりした群には、少しでもお役に立てたいですね。
ありがとうございました!
2023/10/5 21:14
彌助
愛知県
愛知県の西部 伊勢湾を望む知多半島の片隅で、ニホンミツバチのお世話をしながら緩やかな生活を楽しんでいます。 此方のサイトにて日々勉強させて頂いている初心者です。...
おがおがさん こんばんは!
早々にコメント頂きまして大変ありがとうございます!
発売元のガスバーナーが、少し小さく見えましたので不安になり調べた所、受口の口径が22mmとの事で到着を待ってましたが、丁度収まりラッキーでした。
今回は5日毎に投与しましたが、予想以上に殺ダニ効果が高そうですので、投与量を減らして、間隔も、もう少し長くとっても良さそうに思いますね。
この方法について、些細な事でも結構ですので、今後お気付きの点がございましたら、ご教示お願い致します。
ありがとうございました!
2023/10/5 21:32
彌助
愛知県
愛知県の西部 伊勢湾を望む知多半島の片隅で、ニホンミツバチのお世話をしながら緩やかな生活を楽しんでいます。 此方のサイトにて日々勉強させて頂いている初心者です。...
yamada kakasiさん おはようございます。
いつもお世話になります!
何事も「やってみないとわからない」同感です。
この方法は、初めての事で手探りの部分ばかりですが、好感触を得ている反面、とても危険な部分も感じられますので慎重さが求められると思ってます。
安心して使える治療薬の開発登録が待たれますが、難しい面が多々有りますので自分の寿命の方が先行しそうですね。
コメント頂きまして大変ありがとうございました!
2023/10/6 08:49
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
彌助さん おはようございます。
大変参考になり、興味深く拝見しました。ありがとうございます。(*^。^*)
>「メントールガスが可燃性とは知る予知も無く、ビックリでガックリの末にポックリか!」 これはわたしも、しりませんでした。どんな病害虫対策も、より薬効が強いほど、病状にあわせた投与量の調整と副反応への配慮が難しそうです。
なにごとも、新しいことに挑戦される彌助さんに、感動!。本日のノーベル賞関連のニュースで「Y・M・W」という言葉が紹介されていました。「やって・みないと・わからない」
2023/10/6 08:10
cmdiver
岡山県
年寄りのボケ防止で色んな事に失敗しても挑戦しています。
彌助さん こんばんは。
貴重な体験日誌とても参考になりました。
私もガスバーナ式は興味がありました。
1昨年アカリンに罹患 彌助さんと同じ方法で治療行いましたが、違法なため公表はしませんでした、まだ手探りの為量も良く分かっていません。
鏡検だけは怠らずしています。
ありがとうございました。
2023/10/5 19:02
>新富士の火口が口径22mmでピッタリ
そうなんですね、バーナー付属品を購入するとガス充填が面倒で使い勝手が悪かったのでそちらの方がいいですね。
>群の全滅等の恐れが有りとても危険
仰る通りですね、昨年から少しテスト的にやってますが危うく・・・
という事もあり量は基本的に少な目でやったほうがいいと感じています。
ちなみに、1回しか実施していない群れは再び症状がでてしまい、やはり少量で良いので繰り返し3,4回くらいは実施が良いと感じています。
2023/10/5 19:59
おがおが
愛知県
2019の秋に待ち箱開始し、 2020年4月にミツバチ達がやってきてくれ養蜂生活がスタートしました。 2021年9月までは横浜から実家の愛知へ往復していました...