投稿日:2023/5/28 10:37, 閲覧 679
1匹の蜂の周りをぐるぐる回りながら身体を噛んでいるのか、舐めているのかわかりませんが 毛づくろいみたいな様にも見える行動をしています、これってアカリンダに感染したるんでしょうか? お解りになる方がいらしたら教えて下さい。
”1匹の蜂の周りをぐるぐる回りながら” … これはグルーミングという行動と思われます。痒いところに手(脚?)が届かない個体に他の蜂が手伝う行動です。これと似た行動に盗蜂を排除するための行動がありますが、その場合は脚などに噛みつきます。それが殺し合いに発展することもあります。
それらがアカリンダニ感染有無の判断材料にはなりません。
つぶあんさん こんにちは! ミツバチ自身が体に付いた異物を取る行動をグルーミングと云い、単独で行うことを「セルフグルーミング」お互いに取り合うことを「アログルグルーミング」と云う。セルフグルーミングは、踊っているようにも見えることから『ダンシング』とも呼ばれることも有る。元々、ヘギイタダニは、東洋ミツバチが寄主だが、通常、ヘギイタダニに寄って日本ミツバチが滅ぼされる事はない。其の理由は頻繁にアログルグルーミングを行っており、西洋ミツバチの約3倍以上のグルーミングが行われていることが強さの理由と見当づけられる。しかし、アカリンダニの寄生に関しては、西洋ミツバチ(イタリア系統など)には及ばず、グルーミングが殆ど出来ないためにコロニーが消滅することが多い。
解説の範囲
1.アカリンダニ
2.グルーミング
3.各要因、誘引となると、解説は難しいです
昆虫の解説では、化学とは違い、示唆する言葉で適当にまとめられることもあります、
ミツバチのダニ防除という本が農文協より出ています、とても参考になると思います
所見、高温期はアカリンダニで異常行動や、群れの崩壊はないと言い切っていいと思います(物理的に不可能である)ただし、感染を否定するものではない。
日本蜜蜂の、ダニグルーミングは、ヘギイタダニと聞いてます。、、色々状態観察して、自分で、判断、自己責任で、先手対策下さい
2023/5/28 11:40
2023/5/28 12:41
2023/5/28 19:42
2023/5/28 16:32
つぶあん22
広島県
今年から飼育を始めたばかりなので先輩方のご教示よろしくお願いします。
つぶあん22
広島県
今年から飼育を始めたばかりなので先輩方のご教示よろしくお願いします。
niyakeodoiさん 詳しい説明ありがとうございます。
追伸 これにたいするメントールは効果どうなんでしょうか、もしわかれば教示お願いします
2023/5/28 12:57
niyakeodoi
島根県
家敷内と畑で4群を管理していますが、増せば心配の種も増えるので5郡くらいに留めておこうかな~と思っています。・・・知らんけど!!
つぶあん22さん アカリンダニの寄生の兆候
アカリンダニの寄生の発見には、より注意深い観察力が求められるが、アカリンダニに寄生されていても蜂の死亡率が直ちに上がる訳ではなく、春や夏にかけては殆ど無症状の場合が多いからです。一方、気温が下がり始める秋口から冬にかけては、病状が顕著に現れる。其のころになると既に手遅れになっていることが多い。しかし、手掛かりが全く無い訳ではない。
(1)後翅が開いたままのK字翅の蜂が目に付くようになった
(2)巣から飛ばずに歩いて遠ざかる蜂が目立ってきた
(3)巣箱や周辺にゲリ便の付着が目立つようになった
(4)巣箱の下に普段より多くの蜂の屍が転がるようになった
(5)蜂球がまばらで殆どの巣板が見える
(6)春なのに蜂が増えてこない
(7)貯蜜を残してコロニー全体が凍死している
最初の(1)(2)(3)は、アカリンダニに寄生されると顕著に現れる兆候と信じられているが、アカリンダニ寄生との関係とは、必ずしも明確ではないが、何らかの異常を示しているため、これらの兆候に気づいたらアカリンダニの寄生を疑うほうが良い。こうした微候を呈した蜂を1匹や2匹ではなく頻繁に見かけるようになれば念の為、アカリンダニ寄生の有無を確認する必要がある。[屍(30匹程度)家畜保健衛生所に検体として提出する] 次の(4)(5)(6)もアカリンダニの寄生に特化したものとは言えないが、アカリンダニが原因となっていることも有り、其の寄生が強く疑われるが、アカリンダニの寄生だった場合には、病状としては、もはや末期的であり其の時点で治療を施しても回復は容易ではない。最後の(7)は、兆候ではなくアカリンダニに滅ぼされた最期の状態で有る。滅んだコロニーは甦えらせることは出来ないが、周辺のコロニーにも感染が拡大している可能性が高いため、其れらに防除を施すきっかけとなる。
【予防法方】
初回は、メントールクリスタル5gをトレイに入れて天井板の上に置く。1週間毎に5gを追加してゆき、25~30gを最大量とする。気温や湿度により昇華(減少)量が異なるため量を加減をする。但し、メントールの処方をしたからと言って必ずしも発症が防げる訳では有りません。上記の兆候に充分注意を払い、早期発見と早期治療が重要となります。また、採蜜の30日前からと気温が上昇する夏季には使用を控え、代わりとしてショートニングパテを用いると良い
2023/5/28 13:58
つぶあん22
広島県
今年から飼育を始めたばかりなので先輩方のご教示よろしくお願いします。
niyakeodoiさん 詳しい情報をありがとうございます。気をつけて観察を続けます。
2023/5/28 14:14
つぶあん22
広島県
今年から飼育を始めたばかりなので先輩方のご教示よろしくお願いします。
金剛杖さん ヘギイタダニの対策とはどの様な対策をすれば良いのでしょう? 教示頂けると幸いです。
2023/5/28 17:28
niyakeodoi
島根県
家敷内と畑で4群を管理していますが、増せば心配の種も増えるので5郡くらいに留めておこうかな~と思っています。・・・知らんけど!!
つぶあん22さん 横から失礼します。
東洋ミツバチの対ヘギイタダニの抵抗性
東洋ミツバチでは、ヘギイタダニの寄生は深刻な問題にはなっていない。其れは、東洋ミツバチがヘギイタダニに寄生された蜂児を見つけ出し、巣外に捨てる衛生行動や、育児巣房の温度を高く保ちヘギイタダニの繁殖を抑えているからである。それ以外にも育児巣房に蓋掛けされる期間が、西洋ミツバチよりも短いことも寄生の問題の軽減に寄与している。
東洋ミツバチの働き蜂は、卵の期間3日・蛆5日・蛹270時間 (11日)で、西洋ミツバチの働き蜂より蛹の期間が1日短い(punchihewa.1994)つまり、もしヘギイタダニが東洋ミツバチの働き蜂巣房に潜入し、首尾よく繁殖できたとしても1回の繁殖で1匹、ないし2匹しか成ダニは生産されない。繁殖が失敗することが少なくないので此れよりずっと少ない。これでは繁殖は覚束無い。このように東洋ミツバチのコロニーでは、其の衛生行動や高温維持による繁殖抑制だけでは無く働き蜂の蛹の期間が短い事も寄与してヘギイタダニは、働き蜂の巣房に殆ど寄生が出来ないのです。一方で東洋ミツバチの雄蜂の場合は、卵の期間3日・蛆6日・蛹233時間(14日)で、西洋ミツバチの雄蜂の其れとほぼ同じだが(punchihewa.1994) 1回の繁殖で生産される娘ダニは4.5匹~4.6匹で西洋ミツバチの雄蜂の2.9匹~3.7匹よりも多い(Boot et al.1997) (Martin(1995)は、西洋ミツバチの雄蜂巣房での娘ダニの数は3.9匹~4.1匹との報告がされている。) 其れでも東洋ミツバチの雄蜂の生産は春の分蜂期に限られ秋季まで続かないため、ヘギイタダニの寄生被害は深刻化しない。
東 繫彦 コラムより
2023/5/28 20:05
つぶあん22
広島県
今年から飼育を始めたばかりなので先輩方のご教示よろしくお願いします。
niyakeodoiさん 少し安心できる情報ありがとうございます。これからもご指導よろしくお願いします。
2023/5/28 20:25
葉隠
佐賀県
ニホンミツバチの繁栄を願っています。蜂の駆除依頼を受けた場合、全て保護捕獲しています。床下での捕獲は重労働ですが、軽い返事で引き受けています。 床下できつい姿勢...
niyakeodoi
島根県
家敷内と畑で4群を管理していますが、増せば心配の種も増えるので5郡くらいに留めておこうかな~と思っています。・・・知らんけど!!
ミツバチ研究所
熊本県
今更聞けないような事を、初心に帰り相談させていただきたいと思っています。 体と相談しながら無理なく、質の良いミツバチの飼育を目指したい。 2024年春はダニが多...
金剛杖
大阪
よちよち歩きの老人