投稿日:2020/4/11 00:27, 閲覧 252
昨日、分蜂群同士の合体前、蜂雲が取り囲まれている時に考えたのは、先行分蜂蜂球はすでに沈静化していたので、中に女王蜂はいるはず。 蜂雲群にはいるのか? … じっくり観察することにしました。
一度小ピークの先端から落ちそうになっている蜂を発見しましたがすぐに中に戻りましたが、残像から今のは女王蜂! … その時ひょうたん島形状の蜂球内で両群の女王蜂同士が決戦をしているのかと思いました。
ほどなく集合板下の収容用巣箱の天井に先ほどの女王蜂と思われるちっちゃな女王蜂が落ちてきて、写真を撮った後 可哀そうでしtが念のため蜂球に戻しました。 この後再度落下することが予想されたため、下の巣箱や草が茂った地面を寒冷紗で覆いました。 予感は的中、落ちた瞬間はわかりませんでしたが、ふと見ると 寒冷紗の上にちっちゃな女王蜂が瀕死の状態。
これを見ていただくとおわかりの通り、本当にちっちゃな(全長14mm程度の)女王蜂で、分蜂蜂球を造って これからという時の不遇の死でした。 (特にはっちゃんさっちゃんさん、ハンカチですよ!) … 本当に可哀そうなことをしました。 自分の未熟さ故です。 亡骸には『ごめんなさいね。 でも私がずっとそばにいてあげるからね。』と言って見送りました。
今回の経験でわかったような気がするのは、ひょうたん島状態が続いている時は、内部で両女王蜂によるバトルが繰り広げられているということ、そして後発の発出群は 恐らく自群の女王蜂が勝てる弱い相手と目論んで発出・合体したのでは? ということです。 (生死を賭ける訳ですから、頭脳明晰なニホンミツバチが博打など打つはずがありません。) … そうだとすれば、愛らしさの陰に残酷さ・非情さが見えますが、これこそ野生種として生き延びてきた種を存続させるたくましさだと教えられました。 ニホンミツバチ先生に また感謝です。
彼女たちにとっては、分蜂発出した群全てが順調に営んでいくのを目指すのではなく、強い群が確実に生き延びる(種を守る)道を徹底するために得た習性なんだと思い知らされました。
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
ハニーエイトマンさん、おはようございます!
生き残り戦略のひとつとしての分蜂群合流、そういう風にみたことなかったので新たな発想ありがとうございますm(__)m
2020/4/12 08:05
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...