投稿日:2023/2/6 08:22, 閲覧 664
アカリンダニ対策として、①メントールガス に加えて より効果が増せばと、②ショートニングを使っています。
これまで2~3回「ショートニングパテ(砂糖との混ぜ物)」を作って 簀の子上に入れたことがありました。 … ただその効果については疑問を持っていました。
アカリンダニの罹患ルートを考えると、「入り込まれる盗蜂」や「他群へ盗蜜する蜂」、「 集蜜に勤しむ外勤蜂さん」が持ち込むのが濃厚です。 簀の子上にパテを置いても 余り外勤蜂さんは摂取してくれず、若い蜂さんへの蔓延を多少抑えてくれるかもしれませんが、盗蜂や外勤蜂が外部から持ち込むのを抑える効果は薄いのでは? と思いました。
そこで考えたのは、厳寒期に限ってのことですが、狭めらえた巣門の縁に ショートニングをそのまま塗り付けること。 出入りする蜂さん(ほとんどは外勤蜂)の気門に少しでも付着すれば、効果が期待できるかと思いました。
ショートニングを塗り付けたのは 巣門枠上部のサブ巣門(写真)と 底板上の巣門です。 〔塗り付ける量が多いと ちびっ娘への虐待になってしまうので、少量に抑えています。〕
肝心なのは 特に出掛ける蜂さんの気門付近に ショートニングが付着するのか?ですが、巣門を通過する時に付着するのは『肢先』です。 肢先に着くと 右側の蜂さんのように違和感を感じて立ち止まり、巣門付近の外壁にとどまってモゾモゾするので、わかります。
モゾモゾの動作を観ると、肢同士をすり合わせて(後肢に集めて?)、その後気門が並ぶ腹部側面に後肢をこすりつけます(体表の毛でこそぐ?)。 この動作を時間をかけてやっているので、確証はありませんが、気門付近に着いているはずです。
モゾモゾハッチの1匹を手に乗せて撮影した動画が以下です。
一方 帰還蜂さんは巣箱内に入ってからどうしているかわかりませんが、恐らくこちらもモゾモゾしていると思われます。 巣箱内ではたくさんのヘルパーさんがいるので、その様子を見るとすぐにグルーミングしてあげているものと思います。 それによって多少なりとも ショートニングが帰還蜂さんや若いヘルパーさん達の体表に付着するのではないかと想像しています。
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
ハニーエイトマンさん おはようございます。
ショートニングパテって??????
給餌の一方法だと思っていたのですが、これはアカリンダニ予防・治療のものなんですか?
ショートニングとは、、、植物油
パテ とは、、、、西洋料理で固めたお菓子のような? 分かりません。
もし、アカリンダニ対策だとすると、中身は何なんですか?
ご指導をお願いいたします。
2023/2/7 07:20
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
おっとりさん、こんにちは。
「ショートニング・パテ」の作成・投与については、これまで本サイトの複数のユーザーさんが日誌アップされています。
「ショートニング」は パンをふっくら、クッキーをさくさくにしてくれる『植物性油脂』で、これがアカリンダニ対策になることが期待されています。
〔個人的見解ですが、ミツバチさんでも肢先に着いたものを時間を掛けて入念に落とそうとしますから、目に見えないサイズのアカリンちゃんは、接触するとまるでペッタンコのように身動きできなくなるのでは? また接触を嫌がって遠ざかってくれれば、気門から侵入されるリスクを下げられるのでは?〕
アカリンダニ対策として使うなら 弊日誌のように「ショートニング」だけでもいいのでしょうが、簀の子上に入れても近寄ってくれませんので、砂糖を混ぜてパテ状(塗っても垂れない状態)にして与えるのが 「ショートニング・パテ」で、砂糖を摂取する際に ショートニングが体に付着するという作戦なので、砂糖を食べさせるのは“給餌”、ショートニングを体に着けさせるのが“アカリンダニ対策” ということです。
今回のトライで思ったのは、まばらでも体表にシーズニングが着けば、やがて温度が上昇したときに溶けて、気門を含めた体表に薄く均一に広がってくれる気がしました。
2023/2/7 13:02