投稿日:2020/3/30 23:49, 閲覧 311
日本みつばちは、自然状態では主として大木の空洞の中に巣を造り、また岩窟の空間や人家の壁内それに床下にも営巣して生活しています。
この様な自然の巣は、天井から垂直に平板状の巣板(巣脾:みつばちの巣の1枚のこと)が5~10数枚が垂れ下がり、巣脾と巣脾の間隔は一定していてビースペースと呼んでいます。
巣脾は働き蜂が腹部蝋鏡から分泌する蜜蝋の破片(蝋鱗)から造られ、はじめは薄黄色で徐々に茶色~褐色と黒化し硬くなっていきます。
六角形の巣房には2種あって、小さい方が大部分を占め働き蜂の幼虫が育てられ、大きい方は少なく雄蜂の幼虫が育てられます。これらの巣房は蛆のベッドであり更に蜜・花粉の貯蔵庫としても用いられています。
このほか、王台という女王蛆が育てられる立派な大型の部屋が流蜜期に造られます。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...