投稿日:2020/4/17 10:46, 閲覧 187
3週間ほど前の弊日誌(下記)でお伝えした図書館床下群ですが、4/15分蜂した旨の連絡を夕刻受けました。
翌朝お邪魔することにして、道具類を準備して、4/16 9:30に いよいよハニーエイトマンの出動です。 但し自信満々で勇ましくではなく、初出動なので ハラハラしながらです。(''_'')
到着後早速蜂球を確認したところ、枝垂れ桜の枝下に取り付けた集合板にできており、意外と立派なものでした。 … 1匹ずつしか出られないため、長時間にわたって頑張って発出したものと理解しました。
きっと蜂球は小さいだろうと思い、持参したネット袋は小さく、70Lのビニール袋への獲り込みとし、霧を吹いてスタート。
ビニール袋の半分の範囲をところどころガムテープで集合板に止め、手前側の縁を左手で持って 水の入ったペットボトルで集合板の上面を一撃。 袋内に落ちてくれましたが、重~い! 袋内にたっぷりと空気を入れて移動しようと考えrていましたが、袋は蜂の重さで縦に細長くなってしまい、口を拡げて振り回しても大して空気は入らず、大失敗感(*_*;
多少口で息を吹き込みましたが、これはカッ飛び帰宅するしかないと思い、格納ボックスに入れて図書館を後にしました。
弾よりはるかに遅い軽トラで15分、到着後すぐに用意しておいた巣箱にグロッキー状態の蜂達を落としました。 ⇒ ここで愕然としました。 一部がもがくだけの蜂が底板を埋め、高さ10cm程に山状に。 『やってもうた。』です。 わずかですが自力で壁を登り始める蜂もいましたので、何とか女王様が無事でいることを願いました。 〔ごめんなさい! 未熟なハニーエイトマンをお許しください! m(_ _)m 〕
巣箱を埋めてしまったミツバチの山は そのまま蘇生するのを待ってもいられないので、地面にビニール袋を拡げ、ワイドなヘラですくって薄く伸ばして日陰にして様子を観ました。
どんどんもぞもぞしだす蜂が増えてきたので、巣門前若干低い位置にリフトしたところ、蘇生して入居する蜂が増えていきました。 下の写真の働き蜂達は、ほとんど動かない状態から回復しました。
壁登りもお見事 ↓
働き蜂で死骸に取りついて蜜を吸っているのが なかなか入居しませんでしたが、夕方やっと完了。 (巣箱内からすくい取れなかった蜂も全て目を覚ましてくれました)
蘇生しなかった蜂が以下の通りです。
この他にこぼれたり、死に場所を探しに歩き出した蜂もいると思いますが、結果にビックリ! 働き蜂はほんのわずかで、ほぼ全て雄蜂でした。 (勿論生き残った雄蜂も少しいます。) ⇒ この結果に 『これって最高の結果!?』
推測したのは、移動中 温度が上昇した中で酸欠となり、多くが動かなくなったり、もがく程度しか動けなくなったのでは? 働き蜂は寒冷麻痺同様に酸欠の改善に伴って蘇生できた? 蘇生能力の高い働き蜂にとっては 酸欠で動けなくなって温度上昇が抑えられ、熱死を免れたのでは? 雄蜂は 耐熱性や酸欠対抗性、蘇生能力などが低いことで、移動中に絶命したのでは? … この群の女王様は母親女王なので、雄蜂の大量死は問題ないと考えています。 ・・・ すっかり意気消沈していたハニーエイトマンが元気になりました。 また、夕方残り蜂(分蜂捕獲時、100匹ほど残留)を収容しようと 図書館に連絡したら、1匹もいないとのことで 安心しました。
今回図書館から直線距離で約9kmの我が家に来てくれた彼女たちは、初めての別血統群です。 来てもらう段階で大変な思いをさせてしまったため、歓迎と労い、お詫びの意味を込めて 夜には 『ウェルカム・コム・ハニー』を相伴しました。 ⇒ 翌朝元気に巣箱の周りを飛び回り、近づくと多数の蜂にまとわりつかれました。 この時 フェロモンでマーキングされたようで、他の場所へ移動しても、田んぼに行っても2、3匹ついてきました。 … 知らない所に連れてこられ 心細くて“頼り”にされたか、あるいは“超危険人物”と認識されたかでしょうね。
今回のことは、「結果オーライ」的な感じですが、決して成功ではなく、大失敗だったと痛感・反省しています。
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...