蜂のお世話から日本で唯一の縁起物に出会うまで
投稿日：2023/12/12 02:20, 閲覧 525
作業には半袖で十分な上天気の日曜日。柚子採りがてら、フルーツ畑群のお世話に行きました。この群は、転居してから１年１か月になりますが、一度も採蜜して居ないし、蜜源の豊富なフルーツ畑に住んでいるので、とにかく元気ぃ～!(^^)!
蜂娘ちゃん達が健やかで集蜜活動も活発だと、自然に私も笑顔になりますね♪
今年は柚子が当たり年で、コンテナカゴに２杯採りましたが、これ以上採っても使い様が思いつかないので、取り敢えずギブアップして、午前の内に、一気に配りに行くことにしました。
この時期、鴨川は海産物が超美味しくなるので、鮮魚店にお願いする事が多くなりますが、ティーハウスれりっしゅの常連様でもある魚屋さんにも柚子を届けに行きました。すると、社長さんがいらして、「珍しいモノがあるから、見て行きなよ。」と奥の作業場に誘われました。
随分真っ赤な伊勢海老を、綺麗に等級分けして居ました。
これは食用ではなく、正月の縁起物で、「飾り伊勢海老」というモノを作っている所だそうです＼(◎o◎)／！
今日は、最上級の伊勢海老は上がってなかったので、２番目の等級の伊勢海老を持たせて貰いましたが、ずっしり重い❣ それもそのはず、中身の肉ごと加工するのだそうです～(@￣□￣@;)！！
縁起物なので、欠けていてはアウト。特に、触覚の髭の先までが緩やかなカーブを帯びて、完璧でないと、使い物にならないのだそうです。繊細な世界ですね～(@_@。
これを手掛ける飾り伊勢海老職人が、社長のお嬢さんで、私の前職での教え子でした！
彼女が店の後を継いだのは知っていますが、日本で唯一の職人になったなんて知りませんでしたヾ(≧▽≦)ﾉ
元々は、江戸の飾り伊勢海老職人の仕事だそうですが、唯一だった職人さんが高齢になり、後継者を探して、全国の伊勢海老を扱う業者さんに声を掛けたのが切っ掛けで、この魚屋さんの社長さんが、それなら娘にやらせて、後を継ぎましょうという事になったのだそうです。
https://www.fujitv.co.jp/chiba_okurimono/archives/201206.html
プラスティックの伊勢海老を使った御飾りは見た事が在りますが、本物の伊勢海老を使った飾りなんて見た事が在りません。何処へ卸すのか聞いてみると、東京の鳶の組から御贔屓さんへの贈り物になるのだそうです。有名ホテルとかもそうですし、両国国技館や歌舞伎座にも飾られるそうです°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
こんな仕事も知らなかったし、鴨川に、江戸の職人技を唯一継いだ職人さんが居るとも知りませんでした。教え子ちゃんが、立派な仕事をして居るのを知るのは、とっても嬉しい事で、感慨深いです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
漁業の町鴨川を垣間見た瞬間でした～＼(~o~)／
しかも、持って行った柚子をとても喜んでくれたのは、ただの小売りの魚屋さんではないからです。ホテルや料亭にも魚を卸す問屋みたいな魚屋さんで、朝獲れの魚をお造りして届ける事もやっています。だから、刺身の船盛等には、柚子も付ける事が在るからですね～(^^♪
うちの柚子は、ほったらかしですから無農薬です。でも、その割には、肌の綺麗な本柚子なので、結構喜ばれます。
難点は、当たりと外れの差が激しい処ですね。去年は、１個も収穫できなかったですからね～(^^;
カゴ２杯採って、ギブアップしても、未だこんなに生ってますよ～(;^ω^)
結局日曜日は、柚子配りが夜まで掛かってしまいました(+｡∂)ｱﾁｬｰ｡
明日は、種取りから始めて、柚子ジャムに着手します。１２時間以上かかるでしょう。。。(^.^)/~~~ 憂鬱な程、嬉しい悲鳴です(￣▽￣;)
