投稿日:7/8 07:20, 閲覧 153
急に盛上げ巣の造巣が活発になって、その上に簀の子を載せた2群(【カリン群】と【カキ群】)の巣箱を覗いてみました。 … 共に簀の子を上に足してしまったので、中の様子が視認しにくいですが、8割程度埋まってきています。
【カリン群】の本巣を取り巻くちびっ娘の状態が以下です。
蜂球下端は3段目下端手前で、盛上げ巣造巣の方にパワーが向けられている感じです。
またもう一つの 【カキ群】では、巣門扉を開けてみると 以下のような状況!
➡ 蜂球下端が4段を超えて 継箱必須? と思ってしまいますが、どうも垂れ下がった蜂塊は手前側だけのようなので、スマホを巣箱奥まで差し込んで撮影しました。 すると、以下のように奥側に縦方向の大きな空洞ができていました。
これは何らかのトラブルという訳ではなく、この過酷な環境下で、ハチミツ製造を頑張っていると理解しています。 昨年別群で逆方向の玄関側に空洞ができていた例と、連日外壁隊が出ていた例から いろいろ学びました。 今回の事例もこれらと同じ理由だと思います。
一部に巣板を造らない場所を設け、そこを空洞化したいときは 邪魔にならない(空間を塞がない)場所にちびっ娘が集まる〔巣箱内がダメなら外壁へ〕ということは、彼女達の作戦に基づいてやっていることだと確信しています。
但し、どの群でも起きる訳ではなく、環境によると思います。 … うちの例では、皆風通しが良くない場所に巣箱がある群です。 ➡ これも納得できます。
また、ちびっ娘達のハチミツ製造を応援する意味で、巣箱上部の気密性を高めていますが、こういう現象が起きるということは、気密性が十分に保たれているということを示していると考えています。
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
おっとりさん、コメントありがとうございます。
ニホンミツバチは、ハチミツの製造〔水分の蒸散〕に命を懸けています。こ工程で重要なのが(管理しているが)“温度”です。 そしてこの高温を効率的に保つには、巣箱の上部の気密性が欠かせません。… このことは、巣箱上部のわずかな隙間も蜜蝋で埋め尽くすニホンミツバチ(私の師匠)に教えてもらいました。 夏場に多くの蜂が巣箱外にあつまるという質問がたくさん寄せられ、回答のほとんどは 「巣箱内が暑すぎるから」ですが、私は基本的な日除け対策ができていないケースを除けば、『ハチミツ製造のため、巣箱内に空洞を作るため』で、全く No Problem だと思います。 空調改善など誤った暑さ対策をすると、ニホンミツバチへの いじめ/嫌がらせ/虐待 になってしまいます。
巣箱上部で外気を取り入れたり、巣箱内の空気が攪拌されたりすると、製造現場の温度が下がり、それをリカバーするために余計な燃料=ハチミツを消費してしまい製造効率が低下します。 さらには余計な発熱を余儀なくされたワーカー達はその寿命を削られてしまうことが考えられ、群にとってはダブルのロスになってしまいます。
7/9 08:09
caiさん、コメントありがとうございます。
巣箱内では空気が入れ替わるというより、温度低下をきたさないように 徐々に徐々に混ざっていって、製造現場での効果は 湿度100%が99%になるといった程度しかないのかもしれませんが、それでいいんでしょうね。
昨年の今頃、複数の群で外壁の1~2段分を埋め尽くす外壁隊が連日見られましたが、外壁隊の規模のピークは 最低気温&最高湿度の時でした。 … 外壁隊の彼女達は、巣箱内が暑いから出てきているのではないことを学びました。
7/9 08:31
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
ハニーエイトマンさん,
特に底の抜けが良いこの形の場合、下降流を阻害しないのは、気温を保つのと湿気を逃がす上で大変、有効な印象を受けます。
造巣の偏りを意図して行うと云う視点は全く考えもしないことでした。。やっぱり、観察ですねぇ、凄いです。
7/8 10:47
ハニーエイトマンさん,
全く同意します。定説になると良いですね。
7/9 10:26
ハニーエイトマンさん おはようございます。
巣箱上部の気密性、教えて頂いてからその信奉者です。
丸洞の伝統養蜂では落し蓋でしたから気密性は長い歴史が裏づけていると確信しています。
7/8 08:37
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。