投稿日:9/2 19:37, 閲覧 92
昨日の昼過ぎ、モンちゃんの襲撃が絶えない【カリン群】をチェックしたところ、ちびっ娘達は 慌てふためいたように飛び回っている状況。 明らかに「定位飛行」とは違った感じ。 近寄ってみると、モンスズメバチ同士のバトルがありました。 それも2つ!
左は巣箱の台座から15cm離れた地面。 もう一つは 右のように 台座上部脇の防鳥ネット上です。
これまで 狩人同士のバトルは観たことがありましたが、「2件同時」は初めてです。
観ていると、グルーミングでもなく、求愛行動でもないので、異なる群から狩りに来たワーカー同士が戦っているものと推察しました。 … ニホンミツバチにとっては有難い限りです!
また、同じ【カリン群】で 単独で襲来していた下の写真のような背中(胸部背面)がクリーム色の個体を観ました。 捕まえてみると、…
右の写真は、何度も掴み直した後なので、クリーム色部分が薄くなってしまったことからも、鳥媒花に訪花して 花蜜吸蜜した際に付着した花粉の可能性が高いと思いました。
さらに、昨日はもう一つ珍しいものを観ました。 巣箱に近づくと、台座部分の防鳥ネットに絡んで 激しく体を動かしているモンスズメバチがいました。 スズメバチ同士のバトルでもないし、何だろう?と思いましたが、何か変!?
激しく肢を動かしていた個体には 頭部が無く、頭部は上方のネットに引っ掛かっていました。 〔写真は 頭部がネットから外れてしまった後のものです〕
これは、状況から推測すると、モンちゃんがネットをくぐり抜ける際に、首の部分にネットの糸が引っ掛かり、もがいたことで運悪く余計に喰い込んで、頭部を切り落としてしまったようです。 セルフギロチンですね。 … これもスズメバチ同士のバトル同様、ニホンミツバチにとっては、有難い出来事ですね。
最後に アシナガバチに関してです。 今期営巣を開始した【ハナニラ群】の巣箱のすぐそばの椿の木の枝下に 大きなアシナガバチの巣を発見! 大きさは 現在観察中のキアシナガバチの巣と同等ですが、蜂の姿はなく 風化や蜘蛛の巣が見られるので、だいぶ前に逃避してしまったようです。 木の枝から外して巣盤を観てみると、
中央部の多くの育房には、薄く平らで筋の入った繭蓋が見られるため、巣の放棄(逃避)の原因は、『寄生蛾の幼虫』によるものだと思いました。
それにしても、ニホンミツバチの巣箱に来て 後ろを振り向けば、この巣が目の前に見えたのに これまで全く気付かなかったことにショックを受けました (>_<)
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
ハッチ@宮崎さん、おはようございます!
この巣箱でモンちゃんの襲撃に出くわす機会はとても多いのですが、そのほとんどが複数匹でのアタックです。 勿論これまで観てきた中では、スズメバチ同士がバトルをしているのは観ていませんでした。 … ちなみに 右のバトルは一時的に3匹が参加していました。
アシナガバチの放棄巣の方は、巣があった椿の木の周りがラズベリーの繁茂で 椿の木の剪定を見送っていたので、刺されずに済んだようです。 時にサボりも大切ですね。
9/2 23:07
ハニーエイトマンさん、おはようございます!
モンスズメバチの不思議な行動、興味深いです。
背中の花粉については、私が観察したスズバチでもそのようなことがあり蜂たちは植物の繁殖にかなり貢献しているのだなぁと改めて考えました。
アシナガバチ放棄巣の件、これまで刺し害なく良かったです。蜂が居た段階でもハニーエイトマンさんは敵とみなされていなかったのではと思いました。
9/2 21:08
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...